オクリカンキリがとれました

 今度の新年会では駆除で捕獲したアメザリを食べようということになっています。
駆除に大活躍のFさんと生きものとその保護大好きのKさんが手を挙げていますが、池の湧水で泥抜きがすんでいなかった90匹を持ち帰ったKさんの報告です。

連れて帰ってきたザリガニは水道水で泥抜きしました。
(塩素が入っているし、この時期の塩素濃度は気温のせいか高いのですが)
この二日間で5匹は死んでしまいました。
そのうちの一匹から「胃石」を得ることが出来ました。
淡水の甲殻類は殻のカルシウムを水中から得ることが難しく
(カルシウムはほとんど淡水には含まれていないので)
脱皮の度に無くなってしまう殻とともに失うカルシウムを何とか再利用しようと胃石という形で保存しているそうです。
なので、脱皮の頃が最も胃石が大きくなるんだと思います。
この個体以外のザリガニの胃石はこれの1/4位の大きさのようでした。
事実、得られた固体は少し柔らかかったです。
江戸時代はニホンザリガニの胃石を「オクリカンキリ」という名前で
ヨーロッパへ輸出したなんて話も聞いたことがあります。
効能は良くわかりません。
眉唾的な部分も含め万病に効くと言われていますが、最近ではここから得られたタンパク質が骨粗しょう症に聞くかも? って研究もあったように記憶してます。

亀成川を愛する会

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