ウマノオバチのひみつ 次のミステリーハンターはYOU

バビホウ(馬尾蜂)とも呼ばれるめちゃくちゃ長い美しい尾(産卵管)を持つこのハチ、見たことありますか? 

当会がトンボでお世話になっている神奈川トンボ調査保全ネットワークの加賀さんから、調査のおりにウマノオバチの研究の話をお伺いし、クリの木の近くに行くと、いつも姿を追い求めていました。

ウマノオバチは卵をカミキリムシ類に産み付ける寄生バチです。

その寄主を突き止めた展示「ウマノオバチのひみつ」が、神奈川県立生命の星地球博物館で催され、加賀さんからお話を伺いました。

シロスジカミキリの幼虫とされてきた寄主、実はミヤマカミキリの蛹だったのですが、そもそも定説になんで疑問を持ったのですか? と加賀さんにお伺いしたところ、ウマノオバチがクリの幹に産卵管を差し入れている様子を観察すると、産卵管の角度からして、シロスジカミキリの幼虫にとどいているはずがないと疑問に思ったそうです。

まさにこれは名探偵の推理。

この入射角度では、この人が殺人犯のわけがない……みたいな。


生きものの世界はWonderとMysteryいっぱい、興味がつきません。

加賀さん提供のウマノオバチ

説明してくださる加賀玲子さん

産卵中の映像(世界初)は僕が撮りましたとトンボの苅部治紀さん。

亀成川を愛する会

千葉県印西市を流れる亀成川...その周りには豊かな自然が残っています しかし、それは何もしないままでは消えてしまうものです 身近な自然を守るため、日々活動をしています